ザリガニを飼っていると、いつの間にか体の色が変わっているときがあります。
薄い青だったり、薄い茶色だったり、白だったりと。
意図的に変化させたり、突然変化を防ぐ方法はあるのか?
なぜそのような変化がおきるのか理由を調べてみましょう。
薄くなるのはエサによる変化
まず一番わかりやすい方法がカロチンの摂取による色の変化です。
カロチンと言うのは赤い色素を出す栄養素です。
主に、ザリガニ専用のエサに入っています。
普通のエサや海老、水草などを食べさせていれば普通に赤いザリガニに成長します。
カロチンを摂取させなければ、体の色は薄くなっていきます。
カロチンの摂取を少なくするには、干し海老やスルメなどをエサとしてあげて下さい。
有名なのが鯖をあげ続けると青いザリガニになります。
カロチンが含まれていないエサ(干し海老・烏賊・タコ・鯖・いも類・きのこ類など)
カロチンが含まれるエサ(水草・市販のエサ・カボチャ・ニンジン・トマトなど)
体の色が変わる理由
ザリガニの体が青くなる理由は栄養が足りない状態だからです。
本来摂取しなくてはいけない栄養素を取らないために、殻の色が薄くなり、元々の青い体の色が見えてしまうからです。
あまりに長く過酷にこの方法でエサをやり続けると、食欲を失って衰弱したり脱皮に失敗したりして良い状態ではなくなってしまいます。
1週間に1度か2度は普通のエサも与えて、ザリガニの体調をみながらエサをあげてください。
エサ以外で色が薄く変化する方法
エサ以外だと、水質によって変化したりします。
水槽の洗浄の時に何か薬品が残っていたり、カルキ抜きの出来ていない水を使ったりして、今までの環境と違う水質になると色が薄く変化する場合があります。
ザリガニによっては、生まれつき色が違ったり、カロチンを与えなくても、もともと色に変化を受け付けない体質だったら何カ月やっても変わりません。
まとめ
青いザリガニや白いザリガニは観賞するにはとても綺麗ですが、ザリガニにとっては辛いかも知れません。
昔は珍しいものでしたが、今は初めから品種改良で青いのや白いザリガニもあります。
1匹1500円くらいで買えます。
エサやりも結構シビアで大変なので、どうしても赤色ではないザリガニを飼いたい方ははじめから色が違うものを買って育てたほうがいいかも知れません。
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