ザリガニにまとわりつく白いもやもやを発見したら、それは水カビかもしれません。
水槽の中をよく見渡してみると、水草や石にもついているかもしれませんよ。
よく探してみましょう。
これって放置してよいのでしょうか?そしてその対策とは?
このカビの正体とは?
カビというと、”ジメジメ”というイメージがありませんか?
”カビ”というのは一般的に陸上に存在する、ジメジメしたところが好きな生物なんです。
でもこれ、水の中の話ですよ?ジメジメどころじゃないじゃないですか。
水カビというのは何者なんでしょうか?
実は水カビとカビはちょっと違う。
ウィキペデアで調べてみたら、”水カビは水中生活をするカビ的なもの”の総称とありました。
形や生態は似ているが同じではない、ということですね。
水カビは生き物です。
生きていける条件が揃えば繁殖していきます。
何を食べて生きている?
水槽内の有機物質を食べて生きているのです。
例えば生物の死骸やふん、食べ残しのエサなどです。
こういったものが、ふわふわのワタ状のものにくるまっているのを水槽で見かけたことはありませんか?
これは水カビがコロニーを作っているのです。
みんなで有機物質を食べているところです。
水カビ病
白いふわふわが生きているザリガニについていることがあります。
これは多くの場合、水カビ病です。
体が弱っているときや傷があるとき、ストレス(急に水質が変わったとか)などによって、発症しやすい病気です。
しかし、ザリガニの命に別状はありません。
ただ、白カビが付着しすぎると、脱皮する時の障害になることがあります。
水カビが教えてくれること。
水槽内に水カビが発生し増えているということは、まず単純に水の中に有機物質が多い状態である、ということです。
水カビのエサがたくさんあるから増えるのです。
このままではザリガニに影響が少なくても、水ミミズやスネールなど不快な生物の繁殖を引き起こしかねません。
水カビ対策
1.エサの量の見直し
ザリガニのエサが残ってしまうと、それが水カビのエサになります。
取り除けるものがあれば取り除きましょう。
2.こまめな水換え、掃除
ザリガニは非常に食べこぼしが多いのです。
水が汚れます。
もちろん食べたら糞もします。
週に1度4分の1程度はかえてあげましょう。
濾過器の掃除もしましょう。
3.底の砂利の掃除
砂利の中には食べこぼしたえさ、糞などさまざまな汚れが沈んでいます。
水カビを発見したら、以上のことを少し集中的に続けていくと、自然に水カビの発生は減っていくそうです。
まとめ
重要なことは水の中の有機物質を減らして、水カビにエサをやらないということです。
やりすぎたエサも、あとからお腹が減ったザリガニが楽しみに食べるわけではありません。
放置しておけば生ゴミ化します。
おそうじしてあげましょう。
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