飼っているザリガニが産卵するなんて楽しみですね。
中から小さなザリガニがたくさん生まれるなんてかわいいだろうなぁ、と目尻を下げてしまいます。
でも産卵はザリガニだって人間だって命がけです。
失敗しないように見守ってあげたいですね。
ザリガニのの産卵
ザリガニのメスは、自分の尻尾とお腹の間に直径2ミリくらいの卵を産みつけます。
その数は1匹のメスで1回に200個~1000個ほど産むといわれています。
孵化まで約20日間は、メスのザリガニが大事に抱いて守っています。
これは失敗したの?なかなか孵化しない卵
毎日ザリガニのベビーが出てくるのを心待ちにしているのに、待てど暮せど孵化しないとだんだん不安になってきますね。
もしかして失敗なのか・・・?と、心配になりますね。
孵化する条件
水温は20度~25度をキープして水をきれいにしておくことです。
孵化した時のために水も多めに入れておいたほうが、急激な水質の変化や、水温の変化の影響も受けにくいです。
隠れ家や水草もいれておきましょう。
飼い主がしてあげられるのはこれくらいでしょうか。
卵を捨ててしまうメス
環境の変化やストレスを感じ卵を捨ててしまったり、ショックで脱皮してしまうメスもいるので、水換えや水槽の置き場所を急に変える時は気をつけましょう。
卵を抱いたザリガニのために、良かれと色々しすぎて失敗しないようにしましょう。
無精卵と有精卵
ザリガニは孵化しない卵を抱卵することもあります。
これは無精卵と言います。
無精卵とはオスの精子と結合していない卵のことなです。
なのでそこに生命は誕生しません。
人間の女性にも排卵日があるのと同じです。
失敗した卵ではありません。
無精卵を産んだ場合は、約2週間くらい経てば、お腹から自然と取れてしまいます。
取れた卵は腐りやすいので、早めに取り除いてしまいましょう。
卵にカビ?
卵を抱いたメスのザリガニは、毎日卵に空気を送ったり卵のお掃除をしたり、それは大事に大事に守っています。
そんな努力も水質が悪ければ卵にカビが生えてしまうことがあります。
カビが生えてしまっても、卵は全滅してしまったわけではありません。
ちょっと心苦しいですが、無理にカビを取ろうとしたりせず、そっとしておきましょう。
そしてストレスを与えないように、少しづつこまめに水換えをして、これ以上カビが増えないように努めましょう。
もしも卵がダメになったとしたら、母親のザリガニが自分で判断して、卵を自分で落としてしまいます。
様子をみましょう。
まとめ
なかなか繊細ですね、産卵から孵化までというのは。
飼い主がしてあげられることといえば、環境を整えて上げることくらいです。
孵化に成功してからも、生まれてしばらくの間、赤ちゃんザリガニはお母さんのまわりをうろうろしていて、危険が近づくとサッと、お母さんに隠れるんだそうですよ。
かわいいですね。
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