生き物は必ずお母さんのお腹か、お母さんが産んだ卵から産まれます。
お腹からの出産は産まれる数が少ないですが、卵だとものすごい数が産まれてきますね。
ザリガニの黒い卵から産まれる稚ザリガニの成長について調べました。
卵の状態
オスメスを一緒にしている場合、ある日見てみるとメスザリガニのお腹に小さなイクラのような粒々がびっしりとついているのを発見して驚くかもしれません。
卵には大体の色が2種類あり、肌色系なら無精卵、黒系なら有精卵です。
有精卵であった場合は数週間後にはザリガニの子供達が産まれてきます。
その数はザリガニの種類にもよりますが数百になるのもいますので圧巻の光景です。
抱卵しているのを発見したらオスは別の水槽に移して下さい。
大事な卵が食べられてしまいますし、メスにもストレスがかかります。
始めは黒かった卵はだんだんと孵化が近付くにつれて色が薄くなってきたり、黒の中に白系が混じったしましまになります。
そのうちには透明になり、中の稚ザリガニの目や身体が見えてくるでしょう。
孵化した後の稚ザリガニ
卵から孵化した稚ザリガニは約一カ月間、母ザリガニのお腹の下に隠れたりしながら生活をします。
エサは水槽の中に沈んだ有機物を食べるのでしばらくは必要ありません。
一方の母ザリガニは子供達の世話が忙しくなるせいか、あまり食欲はなくエサは多くは食べませんので、水が汚れないように与える量は少なめにしておきましょう。
だんだんと大きくなり、母ザリガニに似てきた子供達も一カ月ほど経ったら自立をさせなければいけません。
大きくなると共食いも始まりますし、これからはどんどん脱皮をしてさらに大きくなります。
子供達の今後も、数百匹全部は飼えないでしょうから別の飼い主を見つけるか、川への放流も考えなければなりません。
放流をする場合はザリガニの種類や場所によって、生態系を崩さないために放流をしてはいけない場所もあるので注意して下さい。
まとめ
ザリガニの産卵から稚ザリガニ達の自立まで、期間はそんなには長くないですが観察をしてみると、とても勉強になります。
小さい子供がいたりしたら観察日記を一緒につけてみると命についての勉強にいいですね。
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