ザリガニを飼っていると「繁殖させたい」と思うかもしれません。
繁殖させたいと思ったら、どんな準備が必要なのでしょうか?
水温など、気をつけるべきところはどこなのでしょうか?
繁殖させるためにまず必要なもの
あたりまえですが、まずオスとメスの両方が必要です。
繁殖に適した大きさは、オスで60ミリ~65ミリ、メスは55ミリ~60ミリ程度です。
オスは、胴と尻尾の間の足が白く長くなっていて、ハサミが大きいのが特徴です。
メスは、お腹の足が全体的にオスよりも長くなっています。
これは産んだ卵を足にくっつけて抱えて育てるためです。
オスは大きなハサミが両方あること。
メスは足が歩き足が全部そろっている事か確認しましょう。
貰い手を探しておく
繁殖の前に、ザリガニの貰い手を探しておくと良いでしょう。
ザリガニは一度に数百匹もの卵を産みます。
それが一度に孵化するのですから、水槽の中は赤ちゃんザリガニでいっぱいになります。
全部が順調に育つわけではないにしても、とても一度に飼える数ではありません。
ザリガニは繁殖力が強く、特にアメリカザリガニは要注意外来生物とされています。
飼えないからといって、川に放したりしてはいけません。
水槽を沢山置ける部屋があって、ザリガニのブリーダーを目指しているなら話は別ですが、あらかじめ貰ってくれる人を探しておきましょう。
繁殖に適した水温は?
自然界では、ザリガニは春と秋の2回繁殖をします。
庭やベランダで飼っているのであれば、そのシーズンに繁殖出来ます。
家で飼っていれば、水温を春や秋くらいの温度に保てば年中繁殖をすることが出来ます。
およそ20℃~25℃前後です。
繁殖を成功させるために
いきなりオスとメスを同じ水槽に放り込まずに、まずは別々の水槽に入れて栄養をしっかり与えて体力を維持させましょう。
特に、メスが子育てを終えたばかりだと体力も消耗していますし、足に卵の殻などが残っている場合があります。
そんな時は、脱皮後に繁殖させるようにすると良いでしょう。
繁殖の前には
オスをメスを一緒の水槽に入れる時は、メスの水槽にオスを入れるようにしましょう。
環境の変化はそれだけで負担になるので、産卵するメスの負担を少しでも減らすためです。
そのために、メスの水槽の水替えなどは先にすませておき、落ち付いて繁殖できる環境を整えてあげましょう。
まとめ
ザリガニの繁殖は、温度を一定に保てば年中可能であることがわかりました。
その他の環境を整えてあげれば上手くいきそうですね。
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