色揚げとは本来着物の更生染の一つの手法で、元の色を脱色するのではなくその上から違う色をかけて染めるやり方の事です。
通常色を濃くすることの事なのです。
金魚やメダカ、ザリガニにも色揚げというものがあり、色を違う色にすることを言います。
青いザリガニは赤いザリガニだった
本来よく見かけるアメリカザリガニは赤い色をしています。
2.3年前、青いアメリカザリガニが出回った際1匹3~5万円程の高値で取引された経緯があります。
もちろん、プロの飼育業者などはありとあらゆる方法で青くしたり白くしたりしていますが、普通の釣ってきたアメリカザリガニでも色揚げをすることが出来るのです。
もちろん、色揚げ用の餌も売っています。
しかしそれらを使わずに色を変えることが可能なのです。
赤いザリガニの育て方
まず、ザリガニはもともと赤いわけではなく体内を循環している血液が人間のように赤くなく青であり、その青い体液が食べ物によって赤くなるので赤いザリガニになるのです。
ザリガニが食べる餌によって赤くなったり青くなったりするという事です。
赤くなるには赤色の色素の原料となる植物に含まれている成分である「色素カロチン」というものを取り込み、それが体内でアキスタチンと呼ばれる成分を生成することによって殻が赤くなります。
したがって、赤い色素を含まない植物系の餌、例えばキャベツや水草、枯葉などは与えず、常に魚などの肉系の餌を与えると赤くなるのです。
青いザリガニの育て方と注意点
青くするのは赤とは逆で、魚などの肉系の餌を与えず、ひたすら野菜のみを与えます。
そうすると赤の色素をとりこまないので、通常の体液の青色が目立つようになり青いザリガニが誕生するという事になります。
しかしこの偏った食事での色揚げには注意が必要で、カルシウムや殻を生成するためには落ち葉などの栄養も脱皮をするには必要不可欠になります。
偏って食べ物を食べるとそれだけ脱皮を失敗するリスクが高まりますので、青いザリガニを飼育したい場合は出来れば品種改良の青いザリガニの購入することが好ましいです。
まとめ
ザリガニは体液が青の為、食べ物の栄養素で身体の色が変わるという事がわかりました。
ただ、やはり青いザリガニは栄養の偏りで身体が弱いようなので、きちんと長生きしてもらうには栄養を考えた食事をあげるほうがいいですね。
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