ザリガニは人工餌以外に雑食なので水草もよく食べます。
水草は水槽の水質を安定させてくれ、また水槽のレイアウトも変えてくれます。
そういったたくさんの水草の中でどれがおすすめなのかを紹介します。
知っておきたい水草の種類
ザリガニを飼育するうえでよく用いられるのがアナカリス、カボンバ、マツモなどの水草です。
まずアナカリスですが和名ではオオカナダモ呼ばれ、育成が手軽で成長が早いためメダカや金魚などを飼育する際にもよく用いられています。
またアナカリスは水質があまり良くない環境でも耐えることができるため容易に増やすことが可能です。
しかし観賞魚などの生物に有害病原菌を持ち込む場合があるため、水槽に投入する前にまず殺菌して数日間別の容器に隔離しておくのが良いと思われます。
また強めの照明や肥料などの添加で、 より成長スピードを速めることができますが、室内照明だけの状態でも十分に繁茂させることができます。
欠点としてはアナカリスの葉は水中で散らばりやすく、フィルターの目詰りの原因になります。
また水質次第で溶けてしまうことがあります。
続いてカボンバですが和名ではフサジュンサイ、ハゴロモモと呼ばれています。
カボンバはpH5.5~7.0 水温15~30℃、強軟水~弱軟水と水質に対する適応範囲はアナカリスに比べて狭いです。
またカボンバは強い軟水を好み、硬水とアルカリ性の水を極端に嫌うので、水槽内でのサンゴ砂の使用は厳禁です。
カボンバの葉は細か過ぎてザリガニ達の口に入る前に多くがフィルターに吸い込まれていきます。
カボンバを上手に育てるには、早目の水替えと水温チェックをすることが大切です。
最後にマツモですが和名ではキンギョモ、根無し草と呼ばれています。
マツモはアナカリスと同じく丈夫な水草で、育成は簡単ですが環境の急激な変化には弱いところも有り、溶けるように枯れてしまうこともあります。
カルキ抜きが充分でないと葉がバラバラになることもあります。
マツモはザリガニが食べやすいのと葉が散らばりにくく、またアナカリスやカボンバに比べるとフィルターの目詰りは少ないです。
まとめ
水草の種類、水質の耐久度、また水槽に入れる前の処理を間違えるとザリガニが亡くなってしまうケースがあります。
しかし、それらをしっかり把握すれば水草はザリガニにとって暮らしやすい環境を整えることができ、水槽のインテリアとしても役立つことができると思われます。
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