ザリガニを自宅で飼育する時、ザリガニが生活していた環境と同じにするため水槽にも水や石や草を入れるでしょう。

その水は、ほとんどが水道水だと思われますが、ザリガニ水槽の水換えに使う水は、そのままの水道水を使って良いのでしょうかなど、ザリガニに使う水について調べてみたいと思います。

⑥ ザリガニ 水換え 水道水

ザリガニに適した水

調べによると、大切なのは2つ、「水温」と「水質」でほぼ決まってしまうとありました。

・水温

アメリカザリガニの場合では水温15~25℃が一番活動的な温度で、この温度の幅から外れると活動が大人しくなる様です。

ザリガニは元々丈夫で飼いやすいのですが、急な温度の変化にはショックを起こして命を落とす場合がある様です。

・水質

ザリガニが棲んでいた水質と同じが理想ですが、中性~弱アルカリ性が良い様です。

水道水は、ほとんど中性なので適しているといえますが、必ず一昼夜くみ置きをするか、薬剤などを使ってカルキを中和させましょう。

水質を良好に保つためには、水の「ろ過装置」もあった方が良さそうです。

ろ過装置を設置して稼働させるわけですが、バクテリアが定着するのに数日かかってしまいます。

その間は、ザリガニを水槽の中に入れることはできません。

もしも急ぐ様でしたら、ザリガニを扱うペットショップの「バクテリア含有水」や「バクテリア繁殖促進剤」を購入すると良いでしょう。

水換えのタイミング

調べによると、水換えのタイミングの基本的な考え方は、「古くなった水は取り換える」と「水の換え過ぎは良くない」ということだそうです。

その目安は、水槽の大きさや水槽の置かれた場所にも影響するので全て同じとはいえないですが、通常飼育なら、週に1~2回か10日に一回程度です。

なお、いつもより餌をあげすぎたと思ったり、命を落としたザリガニをそのまま水槽内に放置したなどの場合は、その限りではありません。

早めに交換してあげましょう。

水換えの注意

・通常飼育では、先ほど書いた水換えの周期を維持しながら、水槽に入っている水の1/3~1/4を換える様にしましょう。

※餌のあげすぎや、通常では起こらないことが起こった時は、半分以上の水を交換しなければならない場合があります。

・落差のある水温や水質にならない様にしましょう。

あまりに大きな変化にザリガニは、脱皮をすることがあります。

この様な条件で行った脱皮は異常事態ですから、ザリガニを弱らせるばかりでなく、最悪は命を落とすことにもなりかねません。

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水換えの方法

水換えの方法は、ザリガニの飼育方法によっても違います。

例えば、バケツに石などを入れただけの初心者から、水槽に設備を整えて本格的に飼育する上級者まで様々です。

初心者の場合は、まずバケツを2つ用意します。

片方のバケツに水を一昼夜くみ置きし、ザリガニを飼育しているもう片方のバケツの水を半分ほど捨てて、くみ置きした水を毎日補充して、月に数回、飼育バケツの清掃をすれば楽しめます。

ここでは、一般的な水換えの方法をお知らせします。

調べによると、この方法ならザリガニを脅かす様な行為に気を付ければ、水槽から出す必要はない様です。

①水槽内の設備の電源を切ります。

・差し込み部分など、水に濡れない様に気を付けます。

②水槽内に付いたこけなどを水槽内の水を使って取り、ガラスの面をきれいにします。

・水を抜く前に、スポンジでこすり落とします。

※間違っても洗浄剤などは使用してはいけません。

・観賞魚用のこけ取り器を利用します。

※余りにも汚れている場合は、ザリガニの移動が必要になります。

③水槽の底に敷いた砂利をきれいにしながら水を抜きます。

・砂利の清掃には、ボトムクリーナーが必要な様です。

※1度で水槽の底全体をきれいにすることはできないので、水槽の底をブロックに分けて、分割清掃すると良い様です。

④水槽から抜いた水で、ろ過装置などをきれいにします。

・水槽から抜いた水にはザリガニに役立つバクテリアが付着していますので、この水でろ過装置を洗います。

・ろ過装置の中の繊維をバクテリアが落ちてしまわない様に、やさしく揉み洗いします。

※ろ過装置の洗浄は、水換えの4~5回に1度くらいで良い様です。

⑤水温を調節します。

・水の温度をだいたい15~25℃に調整します。

⑥水質を調整します。

・水道水を一昼夜くみ置きしてカルキ抜きをしても良いですが、水質調整剤を使用しても良いでしょう。

※水質調整剤は、過剰に使用するとザリガニに悪影響を与えるともありました。

⑦調整済みの水、または、一昼夜くみ置き水を補充します。

・水を入れた直後は、水槽の底をかき回してゴミなどが舞い上がりますが、時間が経つと、ろ過装置の働きできれいになります。

⑧水槽の設備の電源を入れます。

これで水槽内の水換えの全行程は終わりです。

一見大変そうですが、作業は流れなので慣れてくれば、短時間で行えるでしょう。

まとめ

調べていく内に、ザリガニの水換えは、簡単に済ませようと思えば簡単に、徹底的にやろうと思えばその様にできる作業だということが分かりました。

また同時に、一番大切なことは、「水温」と「水質」の「一定と安定」であるということも分かりました。

これさえ調整できていれば、ザリガニは快適に棲むことができるのですね。

もちろん水道水を使用してもかまいません。

むしろ、水道水が向いている様です。

ただし、一昼夜くみ置きするか、または水質調整剤を指示された容量通りに溶かして使うなどしましょう。

そうすれば、ザリガニにとって安全です。

今回水換えを調べてみて、昔、金魚の水換えをしたことを懐かしく思い出しました。

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