ザリガニを小学生の子が飼いたいという場合、飼い方で特に注意が必要な点がいくつかあります。
ザリガニは丈夫な生き物ですが、ある条件下では非常に弱く、あっけなく全滅してしまうこともあるので、注意して飼育しましょう。
この記事では、ザリガニを飼う上での基本的な飼い方や、注意点などをご紹介します!
基本の飼い方
まず、入れ物を用意しましょう。
水槽がベストですが、なければバケツでもいいですし、発泡スチロールでもいいです。
また、ザリガニはよく脱走するそうなので、蓋も必要です。
砂利、隠れ家(塩ビ管など)、塩素抜きした水も用意しましょう。
そして、ザリガニの餌も。
基本はこれでオッケーです。
ザリガニ飼育の注意点
ザリガニは、共食いするので、なるべく雄は同じ入れ物では買わないようにしましょう。
必ず、砂利は入れてあげましょう。
脱皮するときに砂利がないとうまく脱皮できずにザリガニがダメになってしまうことがあります。
そして、水はバケツに1日汲み置きして、塩素が抜けたものを使います。
水の高さが、あまり高くまで入れるとザリガニが脱走しやすくなります。
また、水が深いと下の方には酸素があまり溶け込んでいないため、ザリガニが酸素不足し全滅してしまうことも考えられます。
なので、背中がちょうど隠れるくらいがいいです。
背中が出てしまうとダメなので、ちょうど隠れるくらい。
また、石などをおいてあげて、水面に出られる足場を作ってあげるのもいいでしょう。
餌と水換えの注意点
ザリガニは、餌を食い散らかしますから、ニボシやスルメなどは水が汚れやすくなり大変です。
ザリガニ用の餌をあげればいいですが、もしアジなど動物性の餌を上げる場合は、水草や野菜などの植物性の餌も忘れずに与えましょう。
ザリガニの柄の色は、実は野菜のカロテンによるもので、これがないと色が抜けて青いザリガニになってしまいます。
これは、ザリガニの体に悪いので、植物性の餌もあげる必要があります。
ただし、水草に残っている残留農薬に非常に弱く、水草を入れたら全滅してしまうこともあるので、ネットなどで残留農薬を抜く処理をしてある水草や、最初から農薬不使用で作られた水草を与えてあげるといいでしょう。
それから、水換えですか、いきなり全部の水を換えると、PHの変化でショックを起こしてしまうことがあります。
水槽の、三分の一くらいの水を換えるに留めるのが正しいといわれています。
冬眠と産卵
冬眠は、15度前後の水温で始まります。
冬眠が始まる前に、夏から秋にかけて、普通の餌にプラスしておたまじゃくしやメダカなど、高タンパクな餌を与えて、体力を付けさせてあげましょう。
そして、水温が0度になると流石に生きていられないので、泥の中にもぐって冬眠できるような環境を整えてあげるといいと言われています。
泥の中は、5度くらいは最低保てるので無事に冬を越せるというわけですね。
また、ヒーターなどを利用して、冬眠させずに冬を越させる方法もあります。
冬眠し始める時期は、まだ完全に眠ってしまったわけではなくて、水温が高めのときは歩き回ったり餌を食べたりしているので、このときに餌を与え忘れると共食いしたりするので気をつけてあげましょう。
また、メスは産卵すると数百もの卵を生みます。
赤ちゃんザリガニを全部飼うわけにはいきませんが、かといって自然に放流するのは生態系を壊すということで、法律で厳しく取り締まられることもあります。
なので、赤ちゃんザリガニが生まれたらどうするのか、よく考えてからにしましょう
(オスとメス別々で育てるならこの心配はいりませんが、ザリガニは無精卵の卵を産卵することもあります。)
まとめ
さて、いかがでしたか?
ザリガニを飼うには、いろいろ準備が必要みたいです。
丈夫そうなザリガニなのですが意外と脆くもあり、いろいろ細かなことに配慮してあげなければなりませんね。
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