都会の中でも公園の池や水路などでザリガニを見かけることがあります。

自然を味わう遊びとして、親子でザリガニ釣りを楽しまれてる方もおられますよね。

釣り上げたザリガニを「家に持って帰りたい!」と言われて慌てたことはありませんか?

ザリガニを飼育する際にはザリガニの「呼吸方法」について気をつけなければなりません。

ザリガニ 飼育 呼吸

ザリガニはどうやって呼吸する?

水生生物であるザリガニは甲羅の中にあるエラを使って水中に溶け込んでいる酸素を取り込むことによって呼吸しています。

そして、ザリガニが一部のカニなどと同じように短時間であれば陸上で活動できるのは、甲羅の中の水分を保つことによって、そこに空気中の酸素を溶かすことで呼吸が可能になるからです。

従って、ザリガニが陸上で活動できるのは、甲羅の中の水分が乾くまでの限られた時間だけであり、あくまで、水の中で活動することがザリガニ本来の生活スタイルになります。

飼育の際に気をつけること

浅い水槽では、ザリガニは水の中の酸素が少なくなると体を傾けて水面からエラを空気に触れさせることによて呼吸します。

深い水槽でも体を水面まで浮かせて傾けることによって同じように呼吸をすることができますが、ザリガニの体力が弱っている場合、この体勢を維持することが出来なくなり酸欠となっておぼれてしまいます。

そのため、ザリガニを深い水槽で飼育する場合には酸素供給のためのエアーポンプを使用することが必須となります。

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ザリガニの理想的な飼育方法

エラを空気に触れる形での呼吸はあくまで緊急事態での呼吸方法であり、ザリガニにとっては好ましいものではありません。

従って、ザリガニを飼育する際には、エアーポンプによって十分な酸素供給がされている深い水槽を用意してあげることが大切です。

もし、家にエアーポンプがない場合は、ザリガニの背中が隠れる程度の浅い水を入れた水槽で飼わなければなりませんが、あくまで一時的な対応に留めるようにして、出来るだけ早くエアーポンプを用意してください。

まとめ

ザリガニは水生生物でありながら陸上でも活動することが出来ることと、深い水の中ではおぼれてしまうことがあるということから、浅い水で飼育されることがあります。

しかしながら、ザリガニ本来の生活環境は深い水の底であり、飼育の際には特有の呼吸の仕組みを理解した上で、ふさわしい環境で飼育してあげて下さい。

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