ザリガニはエサによって体の色が変わってきます。
大体のザリガニは、褐色~赤っぽいですが、あるものを与えるエサから取り除くと青色になっていくのです。
青いザリガニ作りにチャレンジしてみましょう。
ザリガニの赤は何の色?
カロチノイドという物質がザリガニの赤色の正体です。
カロチノイドは自然界に存在する天然の色素で主に植物に含まれています。
カロチノイドの働き
カロチノイドは植物には欠かせないもので、光合成を助けているのです。
植物の赤とか黄色とかはカロチノイドの色なのです。
人参の色もそうですよ。
ザリガニはなんでも食べる。
ザリガニはそのカロチノイドを含む水草や落ち葉を食べるだけでなく、それをエサとしていた昆虫や小魚も食べます。
結果カロチノイドは体にどんどん溜まっていき、自分も赤くなっているのです。
赤を作るエサをやめたら、どうして青に?
実は本来のザリガニの体の色は白いんです。
そして体液の色は青なんです。
なので、私達が赤と認識している体の色は、白い体に青い体液、そして食べ物から取り入れられた赤で構成されているのです。
ですから、赤色の生成がストップされると、体液の色である青が目立つようになってきます。
ザリガニを青くするためのエサ
基本的にはカロチノイドを含まないエサをあげる。ということです。
例えば、魚介類(イカ、タコなど)、海にいる魚、野菜は植物ですが、イモ類にはカロチノイドは含まれていないようです。
中でもサバとじゃがいもが効果的だといわれています。
サバとじゃがいものあげ方を紹介しましょう。
・サバのあげ方
お刺身をサイコロ状に切ってあげると良いです。
飼っているザリガニの持ちやすい大きさにしてあげましょう。
小さく切るときは冷凍してあるほうが切りやすいですし、少しづつしか食べないので、そのまま冷凍保存するのが良いと思います。
・じゃがいものあげ方
こちらもザリガニの持ちやすい大きさに切ってあげます。
そのままだと硬くて食べにくそうなので、少しレンジなどで加熱してあげると良いかもしれません。
こちらも冷凍保存できます。
どちらもエサの残りは腐って水を汚しますから、食べ残したものは取り除きましょう。
どのくらいの期間、青でいられるの?
このまま赤を遮断するエサを続けていても、1ヶ月も続けていると、今度は青の色素も消えて白くなっていきます。
なので、この方法でザリガニが青でいられる期間は、だいたい1ヶ月くらいということになります。
実は青にしたザリガニは、栄養失調の状態なんです。
ですから長い間この状態にしておくのは、ザリガニが弱ってしまうのでおすすめしません。
1週間に1度位は元のエサをあげたりして調整してあげましょう。
まとめ
ザリガニは青をキープしていられる期間はおよそ1ヶ月。
夏休みの自由研究にはちょうど良いですね。
青色にするザリガニは幼生のほうが脱皮の回数が多いので、青色が出やすいようです。
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