ザリガニは、何度も脱皮する生き物として有名ですね。

子どものザリガニは脱皮によって自分の身体を大きくしていきますので、飼育していると何度も脱皮の機会に遭遇するかと思います。

そんなザリガニの脱皮には、少し不思議なことが起こります。

ザリガニ 脱皮 内臓

ザリガニは内臓までも綺麗に脱皮!

前述した通り、ザリガニの子どもは年に何回も脱皮をします。

大人になると年に2回ほどまで減ります。

そんなザリガニですが、脱皮を繰り返し行うことで自分の身体を大きくすることと、もうひとつ、冬眠前などに自分の体内を綺麗にデトックスする役目があります。

そのため、なんとザリガニは脱皮とともに胃や腸などの、内臓まで脱皮してしまうのです!

ザリガニの胃は、上下というか前後に分かれていて、前側の胃は上部の脱皮とともに、後ろ側の胃は下部の脱皮とともに一緒に脱いでしまいます。

新しい内臓は、新しい皮と共にまた作られているので問題はありません。

脱皮した後の皮を見ると、緑がかった茶色のものが透明な皮の中に見られると思いますが、そちらが内臓です。

一見奇妙ですが、ザリガニはきっと全てをデトックスしてすっきりですね。

ちなみに、脱皮するザリガニが卵を持っている場合、卵も一緒に脱皮してしまいます。

その際、卵は新しい皮には作られていないので、脱皮とともにそのまま・・・という少し悲しいこともあります。

水の状態が悪いとそのようなことが起こってしまうようなので、ザリガニを飼育する際はなるべく水換えはマメに行いましょう。

また、脱皮前には極力餌を食べないようになりますが、不安に思って無理に食べさせようと餌をたくさん入れてしまうと水が汚れる原因にもなりますので、ザリガニがあまり動かなくなってきたらそっと見守るのが一番です。

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まとめ

脱皮が終わり、柔らかい皮から時間が経過して硬い皮に変わってきたくらいの時期に、ザリガニは自分が脱いだ皮を食べます。

もちろん、脱皮した内臓も共に。

脱いだ物も、自分の栄養にしてしまう最大の倹約家なザリガニに脱帽です。

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