夏前になると、池や川で目にすることが多いザリガニ。
そのザリガニは、実は脱皮をする生き物なのです。
その脱皮の周期は、どのくらいなのでしょうか。
脱皮の周期を繰り返すザリガニ
ザリガニは、一年の間に何度も脱皮を繰り返します。
脱皮をする前には、見て分かるほどに食欲が無くなってしまい、あまり物を食べなくなります。
約三日ほど前からそのような状態になり、動きものんびりとしじっとしていることが多くなります。
初めは驚くかもしれませんが、そういう時はこちらもじっと見守りましょう。
食欲が無くなったザリガニは、脱ぐ殻のカルシウムを胃石という体内の部分に還流させていき脱皮の準備をします。
その準備をしているザリガニは、どんどんと体が変色していきます。
黒い色に変色した後、脱皮をする直前には透明な部分も出てきて、うっすらと新しい殻が見えます。
そうなると、ザリガニはもうほぼ動かずじっと殻を脱ぐ時を待ちます。
脱皮をゆっくりした後は、柔らかい殻に包まれているため、その殻が硬くなるまでじっと4日ほど待ちます。
こうした脱皮をザリガニは、何回も行います。
だいたい、子供のザリガニで1年に何度も、成長したザリガニですと1年に2度ほど行います。
子供のザリガニは脱皮を繰り返して大きな体になっていき、大人のザリガニは脱皮によって体内のデトックスをします。
そのため、冬眠前、冬眠後に脱皮を行うことが多いようです。
まとめ
何度も脱皮を繰り返し大きくなるザリガニは、まさに一肌脱ぐという感じですね。
脱皮中のザリガニは、基本人目につかないところにいますが、もし見つけたときは決して触らずそのままにしておきましょう。
一番デリケートなので、少しの衝撃で命を落としてしまう可能性もあります。
大人になっていく大切な過程ですのでそっと見守りましょう。
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