どんな生物でも飼育する際に気にかかるのは『病気』ですよね。
触れ合うことで小さな細菌や寄生虫を媒介し、人にも悪影響を与えるのでは?と不安になることもあるでしょう。
ザリガニを好む世代は子供から大人まで幅広く、実際に触ってみたり、水槽などのメンテナンスを行ったり、国によっては立派な食材になることもあります。
さて、このザリガニは人に悪影響のある何かをもっているのでしょうか?
ザリガニを通して人間は病気に感染してしまうのか
子供時代を思い返しても、今も昔もザリガニを飼育したり触れ合うことで深刻な病にかかったという事はないと思います。
ですがやはり生き物を飼う上で心掛けるのは接触後の衛生面。
例えば給餌の時、掃除の時、ちょっと触れてみた時、必ず手を洗っていますか?消毒をしていますか?
ザリガニに限らず、どんな生物も微生物や最近、または寄生虫が潜んでいることが多いです。
接触後の、手洗い・消毒は怠らないように心掛けましょう。
これは中国での報告ですが、高齢の女性が食用ザリガニを購入し調理の最中にザリガニのハサミに指を切られてしまう事故がありました。
切られるといっても、その傷がどの程度だったのかはよく分かりませんが、このケガから体調はどんどん悪化し入院。
残念ながらこの女性は亡くなられたとのことです。
原因として挙げられたのは、やはりザリガニによって切られた傷口からの細菌感染。
しかしこの事件があったからといってザリガニに切られたら命にかかわる!と危険視することは出来ません。
ザリガニの生息環境、細菌の種類、女性の体調の良し悪しなどさまざまな事がタイミング悪く重なり、偶然にも最悪の結果となってしまった可能性もあるからです。
日本ではザリガニを食べるという食習慣がありませんが、海外では意外と普通に食べられている食材なのだそう。
しかし調理法に注意しなければ、生で食べてしまったりすると肺吸虫症という病気に感染してしまう場合があります。
症状としては喀血や血痰、自然気胸などが見られ、脳に入り込むと頭痛、嘔吐、てんかんなど経過が悪くなります。
慣れない食材は食べない方がいいと思いますが、もし海外などで食べる機会がある時は十分に注意して召し上がってくださいね。
ちなみに国内でもザリガニを食べることの出来るお店があるそうですよ。
まとめ
昨今ではアレルギー症状も問題視されています。
体質的に甲殻類のアレルギーを持つ方はザリガニに触れても症状が現れます。
エビやカニと同様ザリガニもれっきとした甲殻類。
甲殻類アレルギーをもつお子様をもつ親御さんは、うっかり触れ合うことをさせないよう気を付けてくださいね。
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