ザリガニは何度も脱皮をして大きくなります。
大人になっても脱皮するのは一年に数回体をリセットするためと言われています。
ザリガニに脱皮と水温はどのように関係しているのでしょうか?
脱皮のことも詳しく調べてみました。
ザリガニの脱皮の回数と時期
ザリガニは年に何回くらい脱皮するのでしょうか?
まず、体を大きくしなければいけない稚ザリガニでは、年に8回~10回行います。
大人になると年に1回~2回冬眠前や冬眠の後など季節の変わり目に脱皮します。
脱皮と水温の関係
ザリガニは、季節の変わり目に脱皮します。
冬から春にかけて、夏から秋にかけてがその時期にあたりますが、その時水温は3~4℃変化します。
ですから、もし脱皮を促したい場合「水温を変化させる」のは有効な手段となります。
その他の脱皮を促す方法
赤虫を餌としてあたえると、脱皮を促すそうです。
ただ学術的な根拠はなさそうです。
また、ザリガニは、足が取れてしまったりした場合、脱皮時期ではなくても脱皮をしたりして早く修復しようとします。
これは、自然界では足がなかったりハサミがなかったりすると敵に襲われやすく命の危険があるためです。
それから、ザリガニの目の部分(目柄といいます)には脱皮を抑制するホルモンを出す働きがあるのですが、ここを取ってしまうと、脱皮が抑制されなくなり、年に何度も脱皮をするそうです。
一部のザリガニ業者には、脱皮を促して成長を早めるために、足や目柄を取ってしまうところもあるようです。
脱皮は命がけ
ザリガニにとって脱皮は命がけの作業です。
稚ザリガニの時は、体も小さくハサミも小さいので、比較的すんなりと脱皮できます。
でも、大人のザリガニはそうはいきません。
脱皮の時にハサミがひっかかったり、エラ部分がはみ出てしまったりして亡くなってしまう危険もあります。
脱皮の前から動かずに、体内にカルシウムを蓄え、脱皮の後は短くて1時間、長いと丸一日動けない個体がいるくらい大変なことなのです。
脱皮の促進は必要か
個人で観賞用やペットとして飼うのであれば必要ないことだと私は思います。
もし何らかの理由があって脱皮を促進しなければいけない場合はザリガニの状態などをよく見極めたうえで判断しましょう。
まとめ
ザリガニの脱皮と水温は密接に関係があり、水温を変化させる事によって脱皮を促す事が出来ることがわかりました。
でも、脱皮はザリガニの命にかかわることですので、水温の変化にも慎重になりたいですね。
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