ザリガニは脱皮を繰り返して成長する生き物です。

初めてザリガニを飼育し始めた場合など、ザリガニの脱皮の前兆は興味深いですね。

しっかり見逃さずに脱皮を見届けたいものです。

この記事では、ザリガニが脱皮に至るまでの前兆をご紹介します。

ザリガニ 脱皮 色 (1)

脱皮の前兆

・脱皮3日前

ザリガニの食欲が急になくなります。

理由は、この時期に甲殻の中のカルシウム成分を胃の中にある胃石という部分に激しく送り込んでいるからです。

胃の中の変化に伴い、食欲が急になくなります。

ちなみにこの胃石というものは、胃の中にある、白色の円盤形の炭酸カルシウムの塊です。

脱皮後2、3日で体内に吸収され、外骨格形成に用いられます。

・脱皮2日前

ザリガニの体の色が黒っぽく変化します。

頭のふちの部分が透明になってきて、新しい殻が見えるようになり、そのすき間が広がって行きます。

・脱皮前日

動きがほとんどなくなります。

ちゃんと生きてるかな?と少し心配になってしまう気持ちも判りますが、ここはぐっと堪えて見守ってあげてください。

ザリガニ君は静かに大人の階段を上る準備をしています。

脱皮をする理由

ザリガニが脱皮をする理由は、体が成長に伴い、小さくなった甲羅を脱ぎ捨てるという意味があります。

人間の洋服を想像してもらえればわかりやすいです。

また、脱皮をすることで体をリセットしているという説があります。

言い換えると、大掛かりなデトックスです。

繁殖や冬眠に合わせて体を適したものに変化させているという説もあります。

それぞれの時期に適応した体を作るために、脱皮は重要な行為だと考えられています。

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脱皮期のザリガニの飼育において気を付けたいこと

ザリガニの脱皮は、ザリガニにとって、沢山の危険がある行為です。

以下のことに気を付けましょう。

・共食いの防止をしてあげましょう。

ザリガニは雑食です。

共食いをする生き物ですので、脱皮前後の動きの鈍いザリガニは襲われてしまう可能性が高くなります。

脱皮期のザリガニは他のザリガニから隔離して安全に脱皮できるようにしてあげてください。

脱皮後しばらくは隔離してあげてください。

・デリケートになっている体を優しく扱ってあげましょう。

体がフニャフニャに柔らかくなっていますので、強い力で掴まないで下さい。

乱暴に扱うと脱皮に失敗してしまい、最悪の場合、命を落としてしまう可能性があります。

まとめ

ザリガニにとっても飼い主にとっても一大イベントの脱皮。

命を懸けての大イベントをしっかり安全に成し遂げてもらうために、配慮を怠らず、優しく見守ってあげてくださいね。

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