ご存じの方も多いと思いますが、ザリガニは何度も脱皮して大きくなります。
ただ、脱皮は失敗する可能性もあり、最悪の場合亡くなってしまいます。
失敗の原因で多いのは、ザリガニの特徴でもある大きなハサミ。
ハサミが古い皮から上手く抜けられないパターンが多いようです。
脱皮を成功させてあげるために、飼い主が出来る事をまとめてみました。
ザリガニの脱皮の周期
注意点を考える前に、まずはザリガニがどのくらい脱皮をするのか調べてみました。
まず、産まれてから大人になるまでのザリガニは、一年に8回~10回も脱皮をします。
そうやって体を大きくしていくんですね。
大人になったザリガニは、1年に2回ほど脱皮をします。
通常は冬眠前と冬眠後に行う事が多いようです。
ザリガニの脱皮の前兆
ザリガニが「もうすぐ脱皮するかも!」という状態がわかればこまめに観察も出来ますね。どのような兆候が見られるのでしょうか?
・食欲がなくなる
・体が黒っぽくなる
・頭の部分のふちが透明になり、お腹部分との間が広がってくる
・動かなくなる
このような状態になると、脱皮の準備にとりかかっている・・・という事です。
脱皮時の注意点
ザリガニは脱皮をする時はとても無防備になり、外敵から自分を守る事が出来ません。
まさに命がけの作業なのです。
なので、もし、同じ水槽に複数のザリガニを飼っているのであれば、脱皮の兆候が表れているザリガニを別の水槽に移してあげて、落ち付いて脱皮出来るようにしてあげる事が大切です。
ただ、脱皮直前のザリガニにむやみに触ったりすると、殻が変形したり、脱皮に失敗したりします。
そーっと移してあげなければいけません。
安全なのは、脱皮の兆候があるザリガニをそのままにして、他のザリガニを別の水槽に移す事です。
そうすれば、脱皮するザリガニをそっとしておいてあげられます。
又、全身が水につかるくらいの水量がないと脱皮できません。
水量はしっかり、ポンプを使用して水の中に酸素がしっかりある状態にしましょう。
ただ脱皮の時は、水流があるとザリガニは体が固定できなくて流されてしまいますので、水の流れが速くならないように、調整してください。
脱皮後もすぐに触ったりせず、そっとしておきましょう。
24時間ほどで餌を食べるようになるので、カルシウムの多い餌を与えてください。
72時間たてば新しい皮も硬くなります。
脱皮に失敗したら
ザリガニが脱皮に失敗して、ハサミが抜けきれなくなった場合ザリガニがハサミを自分で切ってしまう事があります。
そうしないと、古い殻と新しい殻の間から腐ってしまい、最悪亡くなってしまうからです。
ハサミを落として自分を守るんですね。
ただ、また脱皮を繰り返すことでハサミは生えてきますので隔離して様子をみてあげてください。
まとめ
ザリガニにとって脱皮はとても危険な営みなんですね。
常日頃からカルシウムをしっかりあげる事も、脱皮の失敗を少なくするのに大切な事です。
きちんと脱皮して大きくなれるように、手助けしてあげたいものですね。
今のあなたにおすすめの記事