ザリガニは脱皮を繰り返すごとに、欠損したハサミとか脚とか、体の一部を再生することができます。
1度で完璧に再生されるわけではありませんが、脱皮のたびに元通りに近づいてくるのです。
その再生スピードは脱皮の回数が多い幼生の頃の方が早いのです。
再生は脱皮が頼り。
欠損部分が再生するのは脱皮のときだけです。
ハサミなどが欠損すると、すぐに再生袋がつくられ、中に再生芽と言うものを作り始めます。
これが再生中の欠損部分です。
そして次の脱皮の時に袋から出てきて再生されるというわけです。
オスのハサミの場合
オスの場合は、片方のハサミが欠損すると、雄性ホルモンの栄養が残りのハサミに流れ込んで大きなることもあります。
こうなってしまうと、新しく再生する方のハサミが大きくなるのが追いつかなくなっちゃいますね。
成体(大人)のザリガニ
ザリガニも大人になって、ハサミが十分に大きく立派に育ってしまってから、ケンカや脱皮の失敗でハサミが片方もげてしまったなどの場合、再生が追いつかず左右アンバランスのままということもあります。
ハサミの大きさがアンバランスだと、やっぱりザリガニ的にもバランスが悪いですので、少し砂利を多めに敷いてやると良いみたいですよ。
ご長寿のザリガニ
もっと歳を取ったザリガニは、もう再生しないこともあります。
脱皮には相当なパワーとカルシウムを使うので、年齢的に無理ということなのでしょう。
わかる気もします。
ハサミなどをなくしてエサを食べにくいようでしたら、口の近くにそっとエサを落としてあげましょう。
過剰再生
怪我をした部分を再生する時に、傷口のところだけが過剰に再生されてしまうことがあります。
傷が塞がった場所が突起となり、脱皮をくり返すごとに成長していってしまいます。
ハサミは普通、じゃんけんのちょきですが、それに1本指(?)が多いような、人間で言えば、手の甲に角が生えたような、そんな異型ができることもあるのです。
オスとメスのハサミの違い
ザリガニはハサミの形や大きさで、オスとメスをだいたい区別をつけることができます。
オスのハサミは大きくて立派で少し細長く、メスのハサミは体に対して小さめで、形もオスのハサミに比べると少し丸い感じです。
でも、例外として再生したハサミを持つザリガニは生え変わっているので、判別しにくいものもいます。
まれに大型のメスをオスと間違ってしまうこともあります。
もっとの確実に見分ける方法は、生殖器を確認することです。
まとめ
ザリガニの象徴ともチャームポイントともいえるハサミ。
もげたってまた生えてくるっなんてすごい!
生命力を感じますね。
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