ザリガニのオスとメスをセットで飼育していると、いつのまにかメスが卵を抱いていることがありますよね。

池や水路で捕まえたザリガニが卵を抱いていたなんてことも。

快適な飼育環境を作ってあげれば卵を孵化させることも可能です。

ザリガニの幼生の育て方はどのようなものでしょう?

飼育環境や餌など、きちんと知っておきたいですね。

ザリガニ 幼生 餌

ザリガニの産卵

卵を抱いたメスザリガニは他のザリガニから攻撃される恐れがあるため、別々の水槽に分けて単独で飼育しましょう。

この時期のメスはあまり餌を食べないものが多いですが、個体にもよりますので様子を見ながら餌を与えるようにして下さい。

抱卵中のメスは腹部を動かして卵に新しい水を送ったり、 脚で掃除をして、卵を大切に守ります。

卵は水温25度前後の環境では2~3週間で孵化します。

ザリガニの幼生の餌は?

孵化したばかりの幼生は母ザリガニの腹部につながれたままです。

この状態では幼生に餌は不要です。

孵化から2週間ほどで母ザリガニから離れて一人立ちし、これ以降、自分で餌を食べるようになります。

この時期の幼生はまだ体が小さいため、市販の餌を細かく砕いたものを与えましょう。

また、水草は幼生の餌にもなるとともに、幼生同士の共食いを防止する隠れ家にもなりますので必ず用意するようにしてください。

幼生が2cm程度まで成長すると共食いを始めてしまいます。

それを避けるには小分けにして飼育するのが一番ですが、一度の産卵で数百匹単位で生まれるザリガニを全て分けて飼育することは不可能です。

隠れ家を用意する、少量の餌をこまめに与える、などの対策によってある程度の共食いを防ぎましょう。

孵化後2、3ヶ月もすると体も大きくなり、大人と同じ餌を食べるようになります。

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知っておくべきこと

ザリガニの一部は特定外来生物として飼育や繁殖が法律で禁止されています。

アメリカザリガニは特定外来生物ではありませんが、生態系に悪影響を及ぼす生態系被害防止外来種として「逸出には十分な注意を払い、放逐を厳に慎むべき」とされています。

増えすぎたザリガニを放流することは生態系を破壊する行為であり、そもそも、生き物を飼育する者としてマナー違反であるということも理解しておきましょう。

まとめ

ザリガニは適切な飼育環境では5年以上生きてくれます。

その間、産卵・孵化の機会が何度かあるかもしれません。

産まれたザリガニをどうするのかという先のこともきちんと考えた上で、生き物の成長を楽しく観察してみて下さいね。

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