オスとメスがいる環境でザリガニを飼っていると、いつの間にかメスが卵をお腹に卵を抱いていたということがあります。

また、捕まえたザリガニが卵を抱えていたということもありますよね。

ザリガニの産卵、そして、抱卵から孵化までの仕組みを理解して、ザリガニの繁殖に挑戦してみましょう。

ザリガニ 抱卵 孵化

ザリガニの繁殖

自然界では春と秋がザリガニの繁殖のシーズンですが、飼育する場合、水温が20℃~25℃程度に維持されていれば年間を通じて繁殖することができます。

繁殖を行なうためには、まず、ザリガニの成体のオスとメスを選びます。

ザリガニの頭から尾までの長さが6cmぐらいになると繁殖が可能となるので、はさみ脚が両方揃っている個体を選び、オス1匹に対してメスが1~2匹程度の組み合わせで水槽に入れて様子を見て下さい。

抱卵中の母ザリガニ

ザリガニの相性が良ければ、しばらくするとメスは紫色の卵を産みます。

通常、夜中から早朝にかけての夜間に水槽の底に身体を折り曲げて横たわった体勢で数百粒の卵を産みます。

産まれた卵はゼリー状の液体によって母ザリガニのお腹にぶら下げられます(抱卵)。

抱卵が確認できると、母ザリガニ以外のザリガニは別の水槽に移しましょう。

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卵が孵化した後は

卵が孵化するまでの日数は水温によって変化します。

水温25度前後では2週間ほどで孵化しますが、冬前に産卵した場合は抱卵したまま冬眠することもあります。

孵化が近づくと卵の色は紫色から徐々に黒っぽくなり、孵化の直前には卵が透けて中の稚ザリガニの様子が見えるようになります。

孵化した稚ザリガニは2週間ほどは母ザリガニの腹部とつながったままの状態で、2度目の脱皮を終えることで母ザリガニから離れて一人立ちします。

それまでの間は稚ザリガニはエサを必要としません。

また、母ザリガニも、抱卵から子離れするまでの間はあまりエサを食べません

一人立ちをした稚ザリガニは共食いをしますので、水草などの隠れ場所を用意した別の水槽に移しましょう。

まとめ

ザリガニの繁殖では、産卵、抱卵から孵化の仕組みを理解した上で、母ザリガニの状態に合わせた環境を用意してあげることが大切です。

卵の変化や稚ザリガニの成長など、楽しく観察してあげて下さいね。

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