ザリガニを飼っていると、繁殖させたいな、卵産まないかな、と考えてしまいますよね。

繁殖させるなら、きちんとした環境を用意してあげたいもの。

ザリガニの産卵の兆候はわかるのでしょうか?

どのくらいで卵は孵化するのでしょうか?

ザリガニ 産卵 兆候

ザリガニを繁殖させるには?

当たり前の話ですが、オスとメス両方のザリガニが必要です。

体長が6cmくらいになると繁殖可能になります。

オスとメスで体の大きさが違い過ぎると上手くいきません。

オスはハサミを使って共寝するので、ハサミのないザリガニも向いていません。

季節は、春か秋ごろに産卵するのが通常です。

ザリガニの産卵の兆候はわかります

ザリガニのメスは、共寝の後すぐに産卵するわけではありません。

メスは、産卵した卵をお腹にくっつけて孵化まで育てますが卵をお腹にくっつけるための粘液を出す組織(セメント腺といいます)が発達するのを待ってから産卵します。

そのセメント腺の発達が産卵の兆候です。

尻尾の裏側やお腹が白くなっていたら、それがセメント腺です。

最初は尻尾の付け根に白い点々が出て、徐々に広がっていきます。

産卵はいつ?

共寝から早くて2週間、遅くても2ヶ月で産卵します。

産卵を始めるのは、通常夜から明け方にかけて。

メスは体を折り曲げて、底に横たわって、200~1000粒を約2時間かけて産卵します。

卵は紫色で、メスのセメント腺から分泌される粘液でお腹にくっつけられます。

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産まれた卵はどうなる?

ザリガニのメスは、産まれた卵をお腹の下で守ります。

卵は約2週間で孵化しますが、その間メスのザリガニは卵の世話をします。

時々お腹を動かして卵にきれいな水を送ったり、脚で卵の掃除をしたりします。

卵は紫色から黒色に変化し、孵化が近くなると卵が透けて稚エビが見えるようになります。

秋の終り頃に産卵した場合は、卵をかかえたまま冬眠して春に孵化します。

孵化した稚エビはすぐに独り立ちするのではなく、そのまま2週間ほどメスのお腹にくっついて過ごします。

産卵の兆候は無精卵のときも

メス1匹で飼っている場合でも、産卵の兆候があらわれ卵を産むときがあります。

それは無精卵なので、孵化することはありません。

色は紫ではなくオレンジ色をしており、形もつぶれていたり凹んでいたりして綺麗な卵ではないようですが、メスはお腹に抱え大切に世話をするようです。

まとめ

ザリガニの産卵の兆候がわかれば、観察もしやすくなります。

メスザリガニが甲斐甲斐しく卵のお世話をする様子はとても可愛いですね。

きちんと産卵して孵化させるためには、温度管理も重要になりますので注意してくださいね。

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