日本にはアメリカザリガニや二ホンザリガニなどのザリガニが存在しており、アメリカザリガニは、沼地、田んぼ、河川などに生息しています。
アメリカザリガニの大きさが6cmほどになれば、繁殖が可能になります。
産卵時期は春と秋で、夏場に繁殖行動をし、共寝後1~2週間でメスは紫色の卵を産みます。
メスは一度に数百個の卵を産み、卵が生まれてから、3週間~2ヶ月で孵化します。
産卵後にすること
ザリガニは一度に数百個の卵を産みます。
孵化した後の水槽の中は稚ザリガニで一杯になります。
そして、体長2cm位になると稚ザリガニ同士の共食いやオスザリガニがいれば捕食が行われます。
稚エビは脱皮が盛んなので、脱皮後の柔らかい体を狙われやすいということもあります。
そのため卵が孵化した後、孵化した稚ザリガニ達がメスザリガニのから離れて動き回りだしたらメスザリガニやオスザリガニを水槽から出し、隔離する必要があります。
稚ザリガニの餌は普通のザリガニの餌を与え、体長2cm位になれば、大きめの水槽を分けて共食いが起こらないようにします。
この時に隠れ家を設置し、大きめの水槽に分けることで稚ザリガニたちの生存個数が変わってきます。
よって数百匹もいらない方は小さめの水槽で個体数を減らしたり、稚ザリガニを友人に譲ったりすると良いと思われます。
まとめ
アメリカザリガニは一度に数百匹の卵を産むので自分で育てられなくなり、近所の川などに放流してしまうケースがあります。
しかし生命力の強いアメリカザリガニを田んぼや河川、公園の池などに放してしまうとその生態環境に影響を及ぼす危険性があります。
自分で繁殖させたザリガニを育てるのが難しくなったといって近くの河川や公園などに放流するのはやめましょう。
生物はその環境に適応して個体数のバランスをとりながら生きています。
ザリガニを放流することで他の水生生物たちの生育環境を変えてしまい、絶滅に追いやられる可能性もあるのです。
日本の固有種の生き物を守るためにも無責任に増やす、捨てる、放す事は絶対にやめましょう。
今のあなたにおすすめの記事