用水路などで目にしたことのあるザリガニはアメリカザリガニです。
アメリカザリガニ以外にも観賞用ではなく日本に住むザリガニは主に3種類です。
それぞれの特徴を調べてみました。
ザリガニの種類 在来種と外来種
【在来種】
- ニホンザリガニ(ヤマトザリガニ)
- 生息地
北海道と東北北部の、近くに広葉樹の落ち葉があり、澄んだ川や湧水や源流などの冷水の場所にいます。
水温が20度以上では生きられません。
- 食べ物
主に広葉樹の落ち葉
- 特徴
孵化して5年産卵できるようになる。
一年に一度50個程の産卵をします。
水温が10度くらいになる10月頃に交尾をし、凍結しない水の場所で越冬し、春に4月に産卵し、7月頃に孵化します。
多種との見分け方は、褐色で体長が5センチ程まで成長し、両眼の間の時が鈍角であることです。
【外来種】
- アメリカザリガニ
- 生息地
日本全国に見られ、比較的暖かい場所を好み、用水路や田んぼや池など比較的汚れた水の中で生きていけます。
- 食べ物
雑食で、落ち葉も含め小魚や昆虫まで何でも。
- 特徴
孵化して半年程で産卵できるようになる。日本では年に2回繁殖し、数百もの産卵をし、体長は12センチ程で、赤色および褐色でハサミは全体に赤く棘があります。
- ウチダザリガニ
- 生息地
生息地 北海道東部や本州の冷水性の湖や河川に住み、比較的綺麗な水で、ニホンザリガニと似た環境た環境にいます。
- 食べ物
雑食で魚や水草などで他の二種よりも、共食いすることも多い。
- 特徴
孵化して2年程で産卵できるようになり、200から500程の産卵をします。
体長は15センチ程で頭胸部前端が三本の棘状でハサミに目立つ白い斑点が特徴です。
まとめ
天然記念物としての登録もされているニホンザリガニですが、外来種の二種と比べ、孵化から産卵できるまでの成長期間も長く、生息できる地域も限られています。
ウチダザリガニはニホンザリガニと生息する環境が似ています。
ウチダザリガニの繁殖力が強く、ニホンザリガニの個体数が減っている為、北海道の阿寒湖では駆除されたウチダザリガニが食用として販売されています。
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