世界には約800種類のザリガニがいますが日本に生息しているのは3種類だけです。
主に飼育されているのはアメリカザリガニで、他にも青色をした綺麗なザリガニを飼っている方もいますね。
日本に生息しているザリガニについて調べました。
生態、水深には違いがある
日本にはアメリカザリガニ、ウチダザリガニ、ニホンザリガニの3種類が生息しています。
全てのザリガニが生息しているのは北海道だけで、特に絶滅危惧種であるニホンザリガニは北海道にしか生息が確認されていません。
綺麗な湧水の流れる場所や湖の水深が浅い場所に生息をしています。
他の2種類、特にアメリカザリガニは各地の水深浅めな田畑に生息しています。
ニホンザリガニが北海道にしかいないのは、彼らがとても綺麗な水辺でしか生活できないからです。
昔はあちこちに生息していたのがだんだんと水の汚染や天敵の影響により、東北や北側に追い詰められてしまったと言えます。
ウチダザリガニは特定外来生物とされていますので、生息が拡大できないように規制がされているのですが飼い主の放流などによって生息域を拡大しています。
なぜ規制されているのかというと彼らの生命力は強く、氷点下の低温や30度前後の水温でも生きる事ができ、雑食という食欲も旺盛な所から他の種類を食べ尽くしてしまいます。
同類であるニホンザリガニも彼らに食べられてしまうので注意しなければなりません。
ウチダザリガニも水深は浅めな池、湖などの水辺に生息をしています。
繁殖力にも違いがある事からニホンザリガニはどうしても数が少ないと言えます。
アメリカザリガニが年2回、数百産まれるのに対し、ニホンザリガニは年1回に50程度です。
水辺も水深浅めな綺麗な場所という事でかなり限定されているので、割合どこの水辺でも生きられる他の2種類よりとてもデリケートです。
大きさもアメリカ、ウチダより半分以下と小柄ですので天敵も他2種類より多いと言えるでしょう。
まとめ
世界にいるザリガニの種類に比べたら、日本にはたった3種類しかいないのですね。
しかもニホンザリガニ以外は外来生物ですので、日本固有は1種類だけです。
その貴重な1種類は数を減らして、絶滅危惧種となっています。
日本固有のニホンザリガニが生息を続けられるように環境を整える事、むやみに彼らの天敵を増やさないようにウチダザリガニなどの外来生物を放流しない事など、飼い主もその他の方も、自然を気にしながら生活をしなければいけませんね。
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