ザリガニのいる池や小川で、草の生えている土手のふちを、丈夫な網で底の方からすくって採集してみましょう。
または、糸の先にスルメの切れ端を結んで釣り上げる方法もあります。
一匹釣れたらその周りにもザリガニはきっといるはずです。
暖かい季節なら、どんどん釣れるかもしれませんよ。
ザリガニを飼育する上で注意することは?
採集したザリガニは、30㎝水槽に2匹くらい入れて飼育しましょう。
多く入れると共食いの危険があります。
水槽は直射日光の当たらない明るい場所が好ましいです。
水槽には、小石や砂をまぜて敷きつめましょう。
それは、ザリガニが歩きやすくするためと、脱皮の後には砂が必要だからです。
そしてじっとしている時の隠れ家もいります。植木鉢や空き缶などを利用してみましょう。
ザリガニの飼育で一番大切なのは、水の管理です。
ザリガニはとてもきれい好きです。
水槽の水はひなた水をつくり、できたら、一日おきに水換えをしましょう。
ろ過システムが十分に働いているなら、一週間に一回でよいでしょう。
水は、水質が変わらない程度の量を換えます。
4分の1位が目安です。
食べ残した餌は一時間以内に取り除いて、きれいな水を心がけてください。
砂の中の掃除も忘れずにおこなってください。
ひなた水は、バケツに水をいれて、半日くらい日光にあててつくります。
餌に関しては、魚の切り身や煮干し、かまぼこなどの動物質の餌と、水草(キンギョモ・マツモなど)や、ゆでたホウレンソウなどの植物質の餌を与えましょう。
冬の場合の注意することは?
ザリガニは、寒さに弱い生き物です。
自然界ですと、暖かくなる春から夏にかけてメスが産卵します。
ザリガニの赤ちゃんたちは、寒さの厳しい冬までには大人へと成長しているため、餌を食べない冬眠に耐えられるのです。
秋が深まった季節になっても寒くならず、暖かな家の中で飼育されているザリガニは、冬でも産卵することがあります。
そうなると、ザリガニの赤ちゃんたちは冬眠のため餌を食べられず亡くなってしまうのです。
そのため、冬に産卵した場合は飼育環境を夏のようにする注意が必要です。
ザリガニは体のどこから呼吸するの?
呼吸の仕方は、魚とどう違うのでしょうか。
ザリガニは、魚と同じように水の中でエラを使って呼吸します。
魚の場合は、口から水を吸い込み、水に溶けた酸素をエラから吸収し、残りの水を頭の後ろのエラぶたから吐き出します。
でも、ザリガニは口から水を吸い込みません。
左右の甲羅の中には、ふさふさとしたエラがあります。
これはエラ室と呼ばれ、薄い板状の弁があり、たえず動いて水をかきだしています。
この弁の動きによって、甲羅のふち(腹部との境目)から酸素の含まれた水を取り込み、酸素だけがエラに送り出されるのです。
ザリガニが水中だけでなく、陸の上を歩いているところを見たことがありませんか?
ザリガニは、エラが水分で十分に濡れてさえいれば陸でも呼吸ができるのです。
空気中の酸素が、エラの表面を湿らせている水分にとけこみ、それをエラから吸収するからです。
まとめ
うちで飼っていたザリガニは、時々ぷかーっと浮いて半分体を上に出していました。
それは、水中の酸素が足りなかったためですね。
てっきり昼寝でもしているのかと思っていました。
ザリは、いつも私の方を向いてくれていました。
光や隠れ家の関係からでしょうが、きっと私とコミュニケーションがとれていたんだと思っています。
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