ペットショップで売られていたザリガニを購入すると、ザリガニの体にダニのような小さい虫がついていることがあります。
ザリガニにとってよくない虫なのでしょうか。
ザリガニはどう思っているのでしょうか。この虫について調べてみました。
ザリガニと共存・ザリガニミミズとは?
ザリガニの体の表面にくっついて平然と暮らしている小さな虫、それはザリガニミミズという寄生虫で、ヒルミミズ科の種です。
大きさは8㎜から13㎜、ザリガニの腹脚を産卵場所にし、ヒルのようにザリガニにくっついて寄生します。
この虫は、ザリガニにとって何も害はなく、体を傷つけたり栄養分を吸ったりしません。
ザリガニとザリガニミミズは共存しているのです。
この虫は、砂底や水中を漂う有機物を餌としています。
ペットショップでの飼育環境、特に底砂の管理が劣悪だったために、動きの機敏でないザリガニに寄生してしまったと考えられるでしょう。
自宅での対処法は?
そのままでも問題はありませんが、やはり気持ちの良いものではありませんね。
ザリガニの健康状態が良いということを前提に、このミミズを全滅させる方法を調べてみました。
ザリガニミミズのような寄生虫は、急な環境の変化に弱いです。
水質、水温を変えて強い環境の変化をつくると自然にいなくなるのです。
買ってきた日から数日後、比較的新しい水にします。
数日はそのままにした後、硬度の高い水にします。
また数日そのままにした後、今度は硬度の高くない水・軟水にします。
このように強めの水換えをおこなってください。
再度いいますが、ザリガニがあくまでも健康な状態にあることが前提です。
買ってきたばかりのザリガニや、脱皮前後など、よく個体を観察したうえでおこなっていただきたいです。
水槽に石灰や、塩化ナトリウムを微量入れることはやめた方がよいと思われます。
なぜなら、プールや庭の池とは違い水槽の水の量は少ないため、水の変化が大きくなってしまうのです。
正しい投入量を入れるのは難しいといえます。
まとめ
ペットショップでザリガニを購入する時は、この寄生虫がいないかよく見たほうがいいですね。
寄生虫がくっついてしまっている場合は、長い時間そのお店で暮らしていたザリガニに多いようです。
ザリガニにとって害はないとはいえ、共存しているのなら役に立ってほしいですね。
ザリガニもそう思っているのではないでしょうか。
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