アメリカザリガニはウシガエルの養殖に使うエサとして昭和初期にアメリカから持ち込まれたものです。
その個体が逃げ出し、日本のあちこちで棲息し始めるようになりました。
ウシガエルのエサとして持ち込まれたアメリカザリガニですが食べることは可能です。
雑食で生態系を脅かす為、駆除として捕獲して食する地域もあります。
田んぼのザリガニ
田んぼに生息するザリガニは土や泥の中で越冬します。
稲刈りが終わり水がなくなっても畔に30センチ程の穴を掘ってひそんでいます。
ザリガニはエラ呼吸をするため、水中でなくても生きていけるのです。
体長が15センチ程にもなるアメリカザリガニですので畔に穴を掘られるだけでも畔の整地をする作業だけでも農家さんには大変迷惑です。
海外ではザリガニは食卓にのぼる
海外ではフランスでは高級食材として扱われています。
茹でたザリガニのお味は「エビ」に似ているそうです。
北欧では毎年8月8日にザリガニ漁が解禁となり、ザリガニパーティが夏の風物詩となっています。
北欧のザリガニは水の澄んだ湖に生息しているため臭みがないそうです。
食用養殖ではないため、数日間の泥抜きをして綺麗な水でザリガニを洗ってから茹でます。
ディルと塩を入れ塩茹でして食すというシンプルなレシピです。
では日本のザリガニはどうなのでしょうか
日頃、私たちが良く目にする田んぼや沼などに生息するザリガニはアメリカザリガニで、比較的汚れた水でも生きていけます。
ザリガニは淡水動物で、ザリガニなどの甲殻類にも寄生虫(ジストマ)の中間がいるので、生食や過熱不十分であれば寄生虫症に感染するおそれがあります。
ウチダザリガニという種類のザリガニは日本へ食用として日本に持ち込まれたのですが、日本では定着しませんでした。
輸入されたウチダザリガニは阿寒湖などの天然水域である冷水性の湖畔や河川へ放流され繁殖され始めたのですが、アメリカザリガニと同様に生態を犯す為、駆除の目的で釣り大会が行れたり、駆除のため食用として売られています。
まとめ
日本ではザリガニ釣りとして定着していますが、北欧では「食の」夏の風物詩としてなっているのですね。
もしも、食用ではないザリガニを食す場合は、自己責任において、十分に加熱してからにして下さい。
今のあなたにおすすめの記事