遠い昔、「ザリガニを捕獲する」ことに夢中になったあの頃を懐かしく思い出します。
「ザリガニを捕獲する」方法には、「網を使う方法」と「釣り上げる方法」があります。
私自身は、ザリガニを網で捕獲した経験はありません。
この2つの方法は、特に大がかりな準備や仕掛けなど、ほとんど難しいことはなく、アイテムといえば、自宅にあるものや、釣具店などで揃うものばかりです。
今日は、ザリガニを捕獲する方法、特に網を使う方法について調べてみます。
ザリガニについて
まず、調べて驚いたことには、国内に棲んでいるザリガニは、ほとんどが外来種で、日本固有のザリガニが棲みにくい環境になっていること、また、普段「ザリガニの捕獲(ザリガニ釣り)」の対象となるのは、ほとんどの場合「アメリカザリガニ」だったことです。
ですから、「ザリガニ釣り」と呼ぶ一番多くの場合は、「アメリカザリガニ釣り」ということになります。
さらに調べてみました。
・ザリガニの種類(分類)は大きく分けて次の通りです。
①アメリカザリガニ
原産国:ミシシッピ川流域(北アメリカの東部、中部・中央アメリカ)など
②ウチダザリガニ:タンカイザリガニと呼ぶ場合もあります。
原産国:アメリカのコロンビア川とミズーリ川、カナダ南西部など
国内の生息地:北海道の摩周湖から始まり、今は滋賀県の淡海湖
※淡海ザリガニについては、保護されているそうですが、ウチダザリガニについては、駆除対象となっています。
③ミナミザリガニ
原産国:オーストラリア・オセアニア・マダガスカルなど
そして・・・
④日本産の日本ザリガニ(別名:ヤマトザリガニ):国の天然記念物に指定されています。
北海道・青森県・岩手県・秋田県に少数が棲んでいるだけになっています。
江戸時代から一般的に知られていて、その頃から「ザリガニ」と呼ばれていたそうです。
・ザリガニは「エビガニ」とも呼ばれ、それは、見た目がエビにもカニにも似ているからだそうです。
・ザリガニは、エビやロブスター、カニなど、全部同じ種類に分類される仲間でした。
※ザリガニを「ザリガニ」といわれなければ、私自身、食べることができるでしょうか・・・怖いですね。
ザリガニが潜む場所
調べによると、小川や池などの流れが穏やかな場所、薄暗い場所を好む様です。
・石と石の間
・水際に生える植物の陰
・見通しの悪そうな比較的浅い場所
ザリガニを捕獲するのに適した時期
・ザリガニの捕獲は一年中できますが、適した時期は5月~11月ぐらいだそうです。
そういえば、夏休みになると、主に小学生の声で公園の池や小川が賑やかになりますね。
ザリガニを捕獲するのに必要なアイテム
・網を使う方法
①捕獲に適した網
魚を捕る網:虫取り網は、強度に欠ける
②捕獲方法
ザリガニを見つけたら、素早くすくい取る
※ザリガニは通常、逃げる時は尻尾から退くが、大変素早い
・釣り上げる方法
①用意するもの
竿:割り箸や枝(遠くを狙うなら、少し長めが良い)
糸:たこ糸、釣り糸、裁縫用糸など(葉が長い、穂が長いなどの植物でも良い)
餌:するめ(冷蔵庫の余り物(魚肉ソーセージやかまぼこなど)でも良い)
※ザリガニがしがみつきやすい大きさと、切れないものを選びましょう。
バケツ:捕獲(釣る)場所に合った大きさを用意
網:子供の虫取り網ほどで、長さが調節できるもの
②捕獲方法
(1)ザリガニが潜む場所を選んで、餌の付いた竿を静かに落とす。
水が透き通っていれば、ザリガニの目の前に落とすと良い。
(2)ザリガニがハサミで餌を挟んだのを確認したら、慌てずに引き上げる。
ザリガニが挟んだと同時に引き上げると、失敗する。
(3)ザリガニを釣り上げながら、後ろから網ですくい取る。
(4)用意したバケツに入れる。
ザリガニの捕獲に網を使うメリット
・ザリガニのいる場所まで行ける
・ザリガニの位置を目で確認できる
・小さめのザリガニなら1度に複数捕獲できる
・・・など
ザリガニの捕獲に網を使う時の注意
・網は、切れにくいものを用意する
・ザリガニのいる場所の地形を把握する
・あまり水をかき混ぜると水が濁ってしまうので勝負は早くする
・ザリガニは後ろに進む習性があることを忘れない
・ザリガニの後ろに網を構える
・ザリガニの頭の方を脅かす
・・・など
まとめ
調べて分かったこと、それは、ザリガニは「アメリカザリガニ」だけではないということ、日本産のザリガニが、江戸時代から親しまれ、すでに「ザリガニ」と呼ばれていたこと、国の天然記念物に指定されていることです。
正直、こんなに種類がいることに驚きました。
ザリガニの捕獲方法には大まかにいって2つあります。
また、ザリガニの捕獲が、そのどちらの方法も考えるほど難しくはないこと、そのため、昔からザリガニの捕獲が身近なものであることです。
危険のない場所を選ぶことで子供達だけでも十分楽しめます。
必要なアイテムは、100円ショップや釣具店などで手軽に揃えることができ、自宅でもザリガニの捕獲に必要なアイテムを揃えることが可能です。
捕獲場所は、子供達が自転車で十分行ける範囲にある小川や池から、少し遠出をして家族で楽しめる場所まで、様々です。
網を使った捕獲では、パパやママの腕の見せどころとなるかも知れません。
もちろん、家族が協力し合って捕獲することも楽しいでしょう。
ザリガニを捕獲している時は「遊び感覚(ゲーム)」かも知れませんが、ザリガニも、ちゃんと生きています。
粗末に扱わず自宅で飼えないのなら、元居た場所に戻してあげましょう。
今のあなたにおすすめの記事