ザリガニがハサミを自分で切り落とす自切という事象はご存知でしょうか?

自分のハサミを自分で切っちゃうなんて、という反応の人も多いと思います。

人間にとっては恐ろしい出来事にも聞こえますがザリガニにとっては時と場合により必要になって来る事柄でもあるんです。

ここではザリガニのハサミの自切についてお話していきましょう。

ザリガニ ハサミ 自切

何故ザリガニはハサミを自切するのか

何故ザリガニがハサミを自切するのでしょうか。

実は外敵から逃げるためなのです。

外敵がハサミを掴んできた場合ハサミを自切すれば捕捉から逃げのび捕食される可能性を低くすることが出来るのです。

なので、ザリガニが自切する場所は最初から切り離し易く出来ています。

なので、トカゲのしっぽと同じで切れても怪我のように体液が出ることはありません。

自切は外敵から自分の身を守るための方法の1つなのです。

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飼育下のザリガニの自切の原因

ザリガニを何匹かで飼育している飼い主にとって、自切というのは日常茶飯事です。

同じケージで一緒に飼育しているザリガニ同士で喧嘩をしてハサミを自切してしまうことがあります。

自切した場合何度かの脱皮でハサミは元通りになります。

自切した時期が幼い個体の場合は左右のバランスは悪くならず差が出ませんが大人になってから自切したハサミは何度脱皮をしても左右でバランスが悪くなる事が多いようです。

自切は本来ハサミの付け根の部分を取って行う事を言うので、それ以外の中途半端な場所で切ってしまうと何度脱皮しても再生は行われません。

つまり、ハサミの左右のバランスのいい状態のザリガニに育て上げたい場合は多数のザリガニを飼育する時は別々のケージで飼育することをオススメしたいということです。

自切は出来るだけさせない方が、ザリガニにとって本来のバランスの良い姿に成長してくれると言うことです。

また、ケージを掃除したりザリガニを触る時にもハサミを触ったり掴んだりしないように注意してください。

自切してしまう可能性があります。

再生可能であるといっても綺麗に戻る保証はないので気をつけましょう。

まとめ

ここまでザリガニのハサミの自切についてお話ししてきました。

自然のなかで様々な外敵に囲まれて生活しているザリガニにとって、外敵に襲われた場合自切というのは必要不可欠な事ということがよくわかってもらえたと思います。

ですが、飼育下においては出来るだけ自切するような環境でザリガニを生活させない事をオススメしたいと思います

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